2007年6月1日
KYB椛竃ヘ工場 見学会レポート
去る2007年5月27日、自動化推進協会主催にてカヤバ工業鰍アとKYB椛竃ヘ工場および、KYB資料館見学会が実施されました。定員20名のところ、定員いっぱいの20名の参加があり、盛況な見学会となりました
見学会では、付き添っていただける工場のご担当者により、見学会の価値が大きく変わってしまします。その点、少人数で実施される見学会においては、現場を良く知る方にご説明、ご回答を頂くことが出来るため、参加者にとっても、大変有意義であると言えます。
この度の見学会では相模工場生産技術部長である長谷川氏およびKYBエンジニアリングサービス(KYBの販売部門)の手塚氏といった、工場と製品に対し大変堪能な方からの付き添い、ご説明をいただき、大変有意義な場となりました。
KYB鰍ヘ自動車用ショックアブソーバーをはじめとする多彩な油圧機器製品製造メーカとして知られています。特にショックアブソーバーの生産本数はグループ企業も含めると、世界最大規模を誇るメーカです。近年では環境や福祉関連機器の製造にも力を入れており、新規事業開拓にも積極的に取り組んでいます。
KYB椛竃ヘ工場の主な生産品目は、油圧機器(ポンプ、モータ、バルブ)、航空機用部品、シミュレータ、オイルダンパなどと多岐にわたります。又、一昨年(2005年)、KYB椛n立70周年を記念し、同工場敷地内にKYB資料館が併設されました。資料館では緩衝器、油圧機器などの歴史や成り立ちも見て取れるようになっています。
今回の見学会では、工場と併せ、この資料館も見学させていただきました。ここに、その資料館の内容のごく一部をご紹介させて頂きます。 工場見学の内容につきましては、会報誌(8月1日発行予定)をご参照ください。
KYB椛竃ヘ工場所在地
〒228-0828神奈川県相模原市麻溝台一丁目12番1号
零戦用緩衝器
発明家であった萱場資郎氏が株式会社萱場製作所設立。
航空機用油圧緩衝脚「オレオ」を開発し、その標準化に成功。
展示品は1977年に瀬戸内海の海底から引き上げられたもの。 30年以上海中にあったにもかかわらず、メッキ部は光沢を保ち、当時の技術力の高さを物語っています。
二輪・四輪車用シックアブソーバ搭載のイメージ

モータースポーツへのサポート
KYB鰍ナはモータースポーツへのサポートも積極的に行っています。
写真は1992年、WRCアイボリーコーストラリーで篠塚健次郎選手が総合優勝を達成したさい、実際に使用したショックアブソーバーです。
泥やキズ跡も生々しく、レースの過酷さ、またそれを支えるショックアブソーバーの高品質を感じさせます。
チェアスキー
KYB鰍ニチェアスキーのかかわりは1990年の世界選手権用に製作したのが始まりでした。
その後、KYB鰍フ持つショックアブソーバーの技術が投入され、トリノパラリンピックではこれを利用した日本人選手が6個のメダルを獲得するなど、目覚しい成果をあげました。
写真は大日方選手が2002年のソルトレイクで使用したモデルです。
緩衝器付きキャスター「ポルテ」
車椅子を必要としている方には脊髄を損傷している方も多いそうです。ほんのちょっとした段差であっても、相当な苦痛を伴います。「ポルテ」の前輪には軽量の緩衝器が取り付けられており、大幅に衝撃を吸収します。写真左はポルテに乗ってご機嫌のコーディネーター澤田氏。右はポルテの緩衝器部分。
免震システム
積水ハウスとの協同開発による免震システム。このモデルでは阪神淡路大震災、関東大震災など各種震災をシュミレーションする事ができます。
このシステムでは、ゆれは1/5から1/10程度まで軽減されるとのことです。動画中の人形は固定されておらず、乗っているだけですが、滑り落ちたり倒れたりすることはありませんでした。
免震システムのムービーはこちらからご覧下さい。
おわりに
ほかにもご紹介したい内容は切りがないほどあります。今回はKYB鰍フいつもと少し異なる側面からショールーム見学記を記載させていただきました。
今回の見学会にあたっては相模工場生産技術部長である長谷川氏およびKYBエンジニアリングサービス(KYBの販売部門)の手塚氏を始めとする、KYB椛竃ヘ工場の多くの方よりご協力をいただきました。この場をお借りして、お礼を申し上げたいと思います。
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