自動化こぼれ話(123)すぐできるインターネット(2)

山梨大学名誉教授 牧野 洋

 そもそも、新しいパソコンを買って、インターネットを始めようとすると、いろいろな初期設定をしなければならないのである。

 まず第一に、パソコンセットメーカへの登録(これは実は最後でよかったのである)。次に、マイクロソフト様への登録(これも後でよいらしいのだが、ウィンドウズが言うことを聞いてくれないと困る)。

 それから、ダイヤルアップの設定(これは多分電話局への登録だと思うのだが意味不明で、どの時点でやればいいのか分らない)。

 そして「インターネットを始めよう」。プロバイダを選択して、当方の住所・氏名・クレジットカードの番号・Eメールアドレスの候補等々を入力して、先方からキーワードその他の番号が戻ってくるのを待つ。ここで一週間から10日はかかる。その後にもう一度登録を行なって、ここで初めて正式のものになるらしい。

 その上でまた、Eメールソフトのインストールというのがある。

 実は私がトラブったのは、クレジットカードの通用期限のためである。03/12となっていたので、2003年12月では長すぎると思い(他のカードの通用はたいてい1年か2年なのだ)、平成12年3月までとした。そのために照合ができなかったのであろう。設定手順は無限ループに落ち込んでインストールができなくなった。

 このことに気がついたのは1週間も後になってからで、それやこれやを含めて、Eメールのやり取りができるまでには結局1か月もかかってしまったのである。

 この話をある人にしたら、それは自分でやるからいけないので、インターネットの設定などはよく分った人にやってもらうものだと言われた。そんなものなのかなあ。