自動化技術基礎講座のご案内
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タイトル | 開 講 日 | ||
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東 京 | 関 西 | 名古屋 | |
(1)自動化システム概論 (終了) | 2017年5月19日 首都大学東京秋葉原 キャンパス |
2017年5月25日 ウイングス京都 |
2017年5月26 ウインクあいち |
(2)メカトロニクス | 2017年6月23日 中央大学駿河台記念館 |
2017年6月29日 ウイングス京都 |
2017年6月30日 ウインクあいち |
(3)自動機の制御(PLC制御) | 2017年7月21日 首都大学東京秋葉原 キャンパス |
2017年7月27日 ウイングス京都 |
2017年7月28日 ウインクあいち |
(4)-1 空気圧の利用 (4)-2 モータの利用 |
2017年8月18日 首都大学東京秋葉原 キャンパス |
2017年8月24日 ウィングス京都 |
2017年8月25日 ウインクあいち |
(5)カム機構設計概論 | 2017年9月22日 首都大学東京秋葉原 キャンパス |
2017年9月28日 ウイングス京都 |
2017年9月29日 ウインクあいち |
(6)-1 回転と直動ガイド (6)-2 部品の自動供給 |
2017年10月20日 首都大学東京(秋葉原) |
2017年10月26日 ウイングス京都 |
2017年10月27日 ウインクあいち |
(7)-1モーションコントロール技術の基礎〜メカ設計(機構とメカニズム)とソフト設計〜 (7)-2運動制御の基礎と応用 |
2017年11月10日 首都大学東京(秋葉原) |
2017年11月16日 ウイングス京都 |
2017年11月17日 ウインクあいち |
(8)ロボットの利用1 (加工現場・クリーンルーム) |
2017年12月8日 中央大学駿河台記念館 |
2017年12月14日 ウイングス京都(予定) |
2017年12月13日 ウインクあいち |
(9)ロボットの利用2 (組立現場・安全) |
2018年1月12日 首都大学東京(秋葉原)予定 |
2018年1月18日 ウイングス京都(予定) |
2018年1月17日 ウインクあいち |
(10)センサーと自動機械システム | 2018年2月16日 首都大学東京(秋葉原)予定 |
2018年2月22日 ウイングス京都(予定) |
2018年2月23日 ウインクあいち |
講師:吉川博氏(吉川技術士事務所所長、技術士、自動化推進協会理事)
演題:1.「自動化技術史」、2.「自動化設備の計画、設計」、3.「製品設計の改善と評価」、4.「設備の本質安全化」
基礎講座を進めるにあたって、自動化技術開発過程を俯瞰するところからはじめたい。
珠玉の知の遺産の存在とその活用について考えを巡らせ、直面する開発、設計業務にうまく生かす、データマイニング的な技術について学ぶ。
自動化設備を具体的に計画、設計する場合、どの工程をどのような手段で自動化するのかを明確にする必要がある。
現在のコンカレントな開発環境の中での効率的な自動化計画について説明したい。また、生産量の激変のなかで高品質で安定した製品を継続して生産する手段、手法についても検討する。
あわせて、製品や設備を開発する上で強く求められるようになってきた、本質安全化の考え方および設計者としての対処の仕方について学ぶ。
講師:吉川博氏(吉川技術士事務所、技術士、自動化推進協会理事)
演題:1.「生産設備の構成要素」 2.「巧妙性実現の手段群」 3.「生産性向上の4手法」 4.「メカトロニクス技術認定試験で高得点を取るために」
自動化推進協会が主催する「メカトロニクス技術者試験」を念頭に置き生産設備のための メカトロニクス技術について、実習を交えて解説します。
工場内で実際に生産を行っているのはすべて作業ユニット群です。そして生産性向上の基本は、これらの作業ユニットの高速化と併行作業化であり、その各々に2つずつの実行手法があります。
これらの目的機能を実現するために、各種の作業ユニットと、その組み合わせによる生産システムを自在に設計できる技術者、すなわち「メカトロニクス技術者」が、今、世界的に求められています。
本講座では、生産設備に用いられる各種の作業ユニットの構成モジュールを実際に組み合わせて実習する「実機構成シミュレーション」によって理解を深めるとともに、「メカトロニクス技術認定試験」で高得点を取れるよう、具体的な実習・解説を行います。
講師:子安啓一氏(KYSKシステム)
時間:10:30〜16:30
演題:「初めてのPLC取り扱いとシーケンスプログラムの考え方」
自動機の制御では、ほとんどがPLC(シーケンサ)を使って制御しています。
本講座では、PLC(シーケンサ)のシステムを構築する上で必要となるハード、プログロムの概略命令、試験方法のポイントを解説します。
1.PLCの取り扱い
2.ラダープログラム概略命令と考え方
3.試験方法
4.プログラム言語と保全の概略
また、簡単なシーケンスプログラムの実習をしますので、A4サイズ程度のメモ用紙とペンを持参してください。
(三菱電機のPLCを例に解説します)
講師:松信夫氏((株)コガネイ)
演題:「空圧駆動と伝達機構の選定」
空気圧は、取り扱いが容易、イニシャルコストが安い等の特長によって多くの自動機に利用されている。この駆動機器には多くのタイプがあるが、特徴を活かすためには使用条件に応じた選定が必要である。この単元では、空気圧駆動機器についての基礎技術と選定の方法、実用事例で見受けられる間違った使い方を解説する。更にTTAMの空圧駆動例題についても問題と回答についての解説を行う。
講師:島 晶 氏 (三菱電機(株)機器事業部 主管技師長
演題:「モータ駆動と伝達機構の選定」
アク モータは電気エネルギーを機械エネルギーに変換する電磁機器だといえる。モータには直流モータ、交流モータ、ステッピングモータ、サーボモータなど様々なタイプがあり、それぞれの長所と短所を理解した上で、コストパフォーマンスを重視した選定が望ましい。この講座では、モータの基礎、モータと伝導機構、容量選定、制御の基礎、メンテナンスについて解説する。
講師:香取英男氏(テクファ・ジャパン(株)代表取締役社長、日本カム工業会会長)
演題:「カム機構設計概論」
カム機構は、最近では、微小な半導体や電子部品などを高速かつ多量に製造する機械に、数多く用いられている重要な機構の一つである。その理由は、カム機構の設計・製作を適切に行えば、長期間にわたって信頼性の高い性能を発揮できるからである。
そこで本講では、産業界において、もっとも使用頻度の高い、リンクを含む平面的なカム機構に絞り、いくつかの基本かつ重要な留意点を示し、実践的な設計能力を身につけることを目標とする。
<題目>
1.カム機構の構成に必要な要件
2.カム機構の形式とその体系的な分類方法
3.カム曲線とは
4.カム曲線を選定する際に考慮すべきこと
5.カム機構の幾何学的な限界をチェックする方法
6.カム軸トルクの算出方法
7.設計の手順
8.カム機構の標準的な図面の書き方
講師:岸 弘幸氏(THK(株)技術開発統括部 技術開発第一部 技術開発第一課)
演題:「回転と直動を正しくガイドする」
回転軸受を導入話題として、直動案内について説明する。直動案内は、日本発の技術であるが、昨今では産業機械分野から民生分野まで幅広く利用されている。この直動案内の種類と特徴、選定の考え方について概説した上、特にオプションについても解説する。
講師:山崎 保範(元国立長野高専教授、自動化推進協会理事)
演題:「自動供給の考え方と実際」
自動供給は自動機械の周辺装置である振動式パーツフィーダボウルなどの自動供給装置に拠って行われて来ている。一方、特に、組立用ロボットを使用した自動組立においては、自動倉庫・画像位置認識・組立ロボットセルなどを含む組立システムの一部としての自動供給も実用化されている。
これらは、規格化あるいはカタログ化できるものではない。各種の実用例を示しながら、その考え方・ノウハウを解説する。
講師:西田 麻美氏((株)プラチナリンク代表取締役社長、関東学院大学理工学部、自動化推進協会理事)
演題:「モーションコントロール技術の基礎〜メカ設計(機構とメカニズム)とソフト設計〜」
講師:相山 康道氏 (筑波大学システム情報系知能機械工学域教授、自動化推進協会理事)
演題:「運動制御の基礎と応用」
講師:岡久学氏((株)安川電機 ロボット事業部ロボット技術部 産業用ロボット技術部技術第二課 課長)
演題:「加工現場で利用するには」
加工現場で利用するには ロボットの工業適用は“加工現場”から始まった。加工用ロボットの考え方・機能について解説するとともに、溶接・ハンドリングなどの実際の適用例と導入効果をあげるためのノウハウを紹介する。
講師:山崎 保範(元国立長野高専教授、自動化推進協会理事)
演題:「クリーンルームで利用するには」
製造現場の海外移転が進む中、日本に当面残りそうなものが、半導体製造・液晶表示体製造・機能性材料開発製造・バイオ関連事業などに必須の「クリーンルーム作業」である。
このクリーンルーム作業においては、単に省人化のためだけではなく、クリーン度維持・向上の面からも、自動化が強く求められている。
クリーン度の考え方、クリーン化の方法及び適用例を紹介する。
講師:奥野立男氏((株)ホカムラ)
演題:「組立現場で利用するには」
組立現場で利用するには 小型組立用ロボットの特長を活かしたロボット実用化事例を中心に、組立現場でのロボットシステム構築の考え方及びその手法について学ぶ。又、生産のトータルコスト低減をめざした設備の低コスト化並びに工場の管理間接機能合理化へのロボット活用手法についても学ぶ。
講師:池田博康氏((独)労働安全衛生総合研究所)
演題:「ロボットを安全に使うには」
ロボットを安全に使うには 産業用ロボットを安全に使うための規格や基準が整備されてきたが、改めて安全なロボットシステムを構築するための設計の考え方や手順を、最新機械安全規格類に基づいて解説する。さらに、リスクアセスメントに基づくリスク低減方策の選定と、それらの基本安全技術と運用についても触れる。
講師:飯田詢氏(飯田技術士事務所 所長、自動化推進協会理事)
演題:「自動化機構に用いられるセンサーと自動化システムの構成法」
自動化機構には多くのセンサーが重要な働きをしている。その為センサー自体の機能(精度、安定性、耐久性)を正しく発揮する為のセンサーの選択、使用法が重要となる。本講習では、実務例を主体として解説する。又、先端的な検出器についての紹介を行う。
自動化機械は、機械―電気の複合メカニズムで構成され、単体装置の複合体としてシステムが構成されている。講習(1)〜(9)で勉強した単体ユニット等を複合して、自動機システムを構築する手法を自動化ユニット及び自動化システムの事例をもとに解説する。